読む気をなくすPCの話 -RemoteBoot 宅内編- からの続き
今度は外出先からPCを起動する場合の設定です。
説明が長くなるので何回かに分けます。。
屋外から自宅のPCにアクセスする場合、まずやるのはIPアドレスの固定です。
正確に言うと「ローカルIPアドレスとグローバルIPアドレス」の固定。
ネットワークは難しい言葉がたくさんあってワケ分かんないすね。
以下の長い前振りは自分で調べた範囲なので、間違っている解説もあると思います。
IPアドレスには2種類あります。
●ローカルIPアドレス(192.168.x.x など)
・家の中、会社内でのIPアドレス
・自宅ルータから自動的に割振られる
・設定によりアドレスを固定できる●グローバルIPアドレス(133.152.1.59 などランダム )
・外の世界でのIPアドレス
・プロバイダから自動的に割振られる
・有料オプションなどでアドレスを固定できる簡単に言うとこんな感じです。
外出先から自宅のPCを見るには、グローバルIPアドレスを知る必要があります。
しかしお金を払って固定していない限り、グローバルIPは流動的に変化します。
ほとんど変わらない地域もありますが、世帯が増えたりするとコロコロ変わったりするようです。
え?ダメじゃん。どーすんの?
その対策は後でするとして、とりあえずローカルIPアドレスは自分で固定できます。
ほとんどの人が最初はプロバイダから支給されたモデムやルータの「かんたん設定」とかで、IPアドレスなんか考えずに使っていると思います。自分もそうです。
これはルータに「DHCP」という機能がついているので、自宅内にPCが複数あってもIPアドレスが重ならないように勝手に割り振ってくれるからです。
我が家の例で説明します。
・3階のデスクトップPC(
192.168.1.2)
・リビングのノートPC(192.168.1.3)
この2台のPCにカッコ内のIPアドレスが割り当てられていたとします。
例えば3階のPCの電源を落とし、もう一度再起動したりすると
・3階のデスクトップPC(
192.168.1.4)
・リビングのノートPC(192.168.1.3)
こんな風に、末尾のアドレスが4に変わったりします。
これでは、グローバルIPだってコロコロ変わるのに、ローカルIPまで変化したらアクセスできそうもないです。
てことで、長い前振りでしたがまずはローカルIPを固定します。

ここで前回も調べましたが、アクセサリ→コマンドプロンプトで
ipconfig/all
と入力し、この画面を開いたまま次の設定へ。
コントロールパネル→ネットワーク共有センター

真ん中右あたりの「状態の表示」をクリック。

左下のプロパティをクリック。

インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)を選び、右下のプロパティをクリック。

上段「次のIPアドレスを使う」をクリック。
IPアドレス:192.168.x.x
要は他の機器とかぶらなければ何でもいいんですが、覚えやすい数字にしておきましょう。
ウチの場合だと、
192.168.1.11→3階PC
192.168.1.100→無線LANルータ
192.168.1.101→RD-X8(HDDレコーダ)
192.168.1.102→REGZA
こんな感じにしてあります。
サブネットマスク:255.255.255.0(など)コマンド画面、15番目の項目「サブネットマスク」を入力します。
ほとんどのルータの場合、この数字がデフォルトのような気がします。
デフォルトゲートウェイ:192.168.1.1(など)コマンド画面、16番目の項目「デフォルトゲートウェイ」の192~から始まる方を入力します。
要はルータのIPアドレスです。
ルータによっては192.168.0.1だったりするので注意が必要です。
下段「次のDNSサーバーのアドレスを使う」をクリック。
優先DNSサーバー:192.168.1.1(など)コマンド画面、17番目の項目「DNSサーバー」を入力します。
ここもルータのIPアドレスで問題ない場合がほとんどだと思います。
代替DNSサーバー:空欄良く分かりませんが空欄のままでOKです。
これでローカルIPの固定ができました。
ちなみにルータの「DHCP」機能はオフにしなくても、ローカルIPは固定できます。
要はIPがかぶらなければいいんです。以前は勘違いしてました。
次回はグローバルIPの対策です。
読む気をなくすPCの話 -RemoteBoot グローバルIP編- に続く